織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

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「カーネーション」観賞2016.01.12

先日のブログで朝ドラの話になりましたが
私もここ最近は楽しみの日課として観ています。
そう、先日の別珍襟巻き登場の時は終わるやいなや速攻で
「襟巻きみた!?」
と、うさぎ間でメッセージのやりとりが飛び交っていました(笑)
それなのに何故か私は「カーネーション」を見逃していた・・・
お薦めよ~と言われながら2年ばかり。
・・ようやく観終えました。
小篠綾子さん演じる尾野真千子さんの見応えある役どころ。
チャキチャキ関西弁でタンカをきる一面と
それとは対極で心の中での自問自答する深い人物像。
戦前戦中戦後と生き抜いていく、たくましさと力。
何より感動だったのは、踊り子たちのドレス注文が殺到し
どうにもこうにも時間が足りないので
踊り子に直接生地をあててその場で裁断しながらドレスを作っていく様子。
それ、立体裁断ですやん!!
私、圧倒されました。
そしてその脇でいつも足踏みミシンが登場していました。

   * * * * *
私事ですが、かれこれ3年前 ミシン修理を出した店に
アンティークミシンが置いてあったことから、どうしてもほしくなり
今は亡き母方祖母が持っていたことを思い出し
親戚から足踏みミシンを譲ってもらいました。
祖母は跡取り息子がいない三姉妹の長女で
親の決めた結婚が嫌で、家から離れ
ミシンを教える仕事をしていたそうです。
そんな祖母を呼び戻すために、当時高価だったミシンを
祖母の親は購入したのでした。
(その購入資金は、日露戦争で亡くなった祖母の叔父の弔慰金だったそうです)
祖母が亡くなってから30年近く。
その後はほとんど使われていなかったミシン。
ていねいに分解掃除をしてもらいました。
カーネーションと同世代を生き抜いてきた祖母とは
あんまり縁深くありませんでしたが
どんな思いでミシンを踏んでいたのだろうかと思いは馳せます。
今なら話したいことが山ほどあるのですが叶うわけもなく・・
なので、せめて今からはもっともっと
悔いなく懸命に生きたいと思っています。 (恵)

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カテゴリー:うさぎのつぶやき

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