織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

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スタイル2016.05.15

銘仙で洋服を作りたい、と思った時、
「こんなふうにできたらな」とひそかに参考にしていた作家さんがいた。
でも、今の八月のうさぎとそれは全然違う。
いつの間にか、少しずつ自分たちの「スタイル」が
できてきたんだなぁ…と思い嬉しくなった。
銘仙パッチワークはそのひとつで、
初期の頃は2種類選ぶだけでも苦労していたが、
センスもスピードも格段にレベルアップしていると思う。
同系色、モノトーン、カラフル…2人の好みが違うのも、
バリエーションの幅を広げている。
1+1=2ではなく、3にも4にも、
時には10にもなるのが二人のいいところ。

もうひとつ、八月のスタイルとして定着してきたのが
銘仙と、他の生地とのコンビネーション。
この銘仙の相手選びが、じつは想像以上に難しい。
とくに、生地について知識も経験も浅かった私は、
たとえば「無地の生成りの麻」といったら
どれもそれほど差はないと考えていた。
だったら値段の安い方でいいじゃないか…と。
それで、初期の頃に大失敗の経験があり、
布にも「格」があることを知った。
銘仙は庶民のきものだけど、そこはやっぱり絹。
それなりのお相手としか幸せになれない。
裏地に、きものや羽織の裏を使うのも同じ理由。
もちろん「もったいない」からでもあるけれど、
合わせてしっくり来るのが一番大きい。
迷いながら、悩みながら、
スタイルのあるものをこれからも作ろう。(麻)
◆八月のうさぎshop http://www.iichi.com/shop/8gatu-usagi

カテゴリー:うさぎのつぶやき

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