織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
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「生地のこと」2015.03.23

八月のうさぎで銘仙と合わせている綿麻の生地についての話です。
羽衣ワンピース、春風スカーフ、共に組合せている無地の生地ですが
ここにたどり着くまでには何度か失敗をしてきました。
「負けてはいけないし、出しゃばってもいけない。
じつは案外難しいのが、銘仙の相手役となる生地選び。」
これは、羽衣ワンピースの説明で相方がなんとも上手く表現してくれました。
そう、銘仙がもつ力、インパクトに バランスがとれる生地でないと
出来上がりがどこかチグハグしてしまうのです。
でも、なかなか探し出すことが出来ませんでした。
それなら、オリジナルの生地を織ってもらうしかないとなり
播州織、兵庫県西脇市の大城戸織布さんhttp://www.okd-weaver.jp/にお願いすることになりました。
ここの機屋さん、経験と技術はもちろんですが
新しいものにいつも果敢に探求されているのです。
ひとつ例えをあげますと、昨年和紙が世界遺産に登録されましたが
その和紙を用いて、衣服用生地にするのに半年以上時間をかけられ見事に完成されました。
おそらく、和紙衣服用でバリエーション豊かなのは、日本で大城戸織布さんだけだと思います。
その機屋さんに、銘仙に負けはしなくて、でしゃばりもしない、
そして活力ある生地を仕上げていただきました。
綿、麻、そして銘仙の絹との とりなすハーモニー。
百聞は一触れにしかず・・・
一度、体感をおすすめしたいです。 (恵)

八月の綿麻が織られていた画像

  ◆八月のうさぎshop http://www.iichi.com/shop/8gatu-usagi

カテゴリー:制作日記

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