織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

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「 ちちぶ銘仙館 」 その②2018.02.08

秩父銘仙の特徴は
経糸に型染をしてから緯糸を織る
「 ほぐし捺染 」という技術です
つまり、先に経糸を一度織機にかけ緯糸を粗く織り込み
型紙を使ってその経糸に模様を捺染(プリント)します
その後、本来の緯糸を織りこむ際
最初に粗く織り込んだ緯糸を解して(ほぐして)
抜き取りながら織るので
これを「 ほぐし織 」と呼ばれています
この ほぐし捺染された経糸が様々展示されていました
ちちぶ銘仙館では、銘仙が出来上がるまでの工程は
もちろん、材料になる蚕の説明から詳しく展示説明してあり
興味深く閲覧させてもらいました

★ さてこちらでは
いろいろな体験ができるのですが
私も「 型染め体験 」に挑戦~! 
まずはどの図案にするか
型紙を選びます
何色かの顔料で色を作って
型紙を乗せて色をつけていきます
(なんとまぁ!この工程写真を撮り忘れ
 ・・夢中になっていたのでした)
選んだのは紫陽花柄
この型紙は、実際の型彫り師の方が
様々用意されたそうです
そして、型染めハンカチーフが
出来上がりました~♪
← 使用した型紙
使用後、つけ洗いしている状態です
他には
ほぐし捺染体験、織り体験、藍染体験
が出来ます♪

【 秩父銘仙 】

カテゴリー:銘仙

いざ 「 秩父 」 へ! その①2018.02.07

2月初旬、銘仙産地の一つである秩父へ
「ちちぶ銘仙館」を訪れました

くしくもその日は
関東一円、雪模様で
電車もダイヤが大乱れで
途中からは各駅停車
一旦東京に入ってからだったので
のんびりと
雪景色見ながらの道中でした♪

大谷石積みの外装

ここ、ちちぶ銘仙館の前身は
埼玉県の繊維工業試験場でして
その看板が証として残っていました
盛況であった秩父絹織物組合によって
昭和5年に建築
モダンな建物と雰囲気ある造りは
当時、繊維業界の勢いあったことが
感じられます
アメリカ人建築士考案の
大谷石積みの外装含め
建物だけでも 見応えありました
これらの説明は、今も活躍されている
秩父の機元さんが交代で銘仙館に
おられ、来館者に説明されている
のでした
ここは、平成13年に
登録有形文化財に指定されたそうです

鋸(のこぎり)屋根が特徴の工場跡

カテゴリー:銘仙

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