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【 秩父銘仙 】2018.02.16

明治41年に、秩父の坂本宗太郎氏が解し捺染の特許を取得し
その後の解し織発展の礎となりました
解し捺染の発明は、研究に研究が重ねられ
その後、大正末期~昭和初期にかけて全国津々浦々
模様銘仙が一斉風靡したのでした
わずか80~100年ほど前のことです
☆ 銘仙には産地ごとに織りの特徴があるのですが
解し捺染のをシンプルに織り上げている秩父銘仙を
今日は ワタクシの見解でご紹介します ♪
秩父銘仙は経糸 (たていと) に型染めをして
補色の緯糸(よこいと)を織っていきます
つまり、経糸は柄があり、緯糸は一色ということです
糸の重なり角度によって、秩父銘仙は玉虫効果がより見られます
柄としては植物柄が多いようです
さて、具体的に見ていきましょう~!

◆ 玉虫光沢があるので
これは秩父銘仙かなと思っていたら
生地端に「ちち父」と読める
刻印を発見!
(写真クリックして拡大で見てくださいね!)
経糸は模様捺染されており
緯糸は補色の一色です

◆ これも光沢があるので
経糸緯糸をちょっと解いてみると
経糸はこんなに鮮やかな色合い
緯糸黒で、インパクトあるザクロが
表現されています

◆ これらも光沢と柄の出方を見たら
秩父銘仙だろうなと
自己流で判断
今まではあまり糸色の出方まで
気にしてなかったけど
こうやって見ていくと
様々な工夫が相詰まっているんだなぁ!
と、しみじみと実感です

カテゴリー:銘仙

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