織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

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「手染メ屋さんでの手染め体験!」2015.08.07

ガウチョパンツ試作の一部です

京都御所の近くにある「手染メ屋」さん

新しいアイテムの完成までに、毎回4~6枚は試作を繰り返します。
素材、色、シルエット、銘仙の分量バランス、着用強度・・etc を検討します。
なので結果、相方と私は1アイテムにつき2~3枚ずつを保有しています。
今夏の銘仙いろいろガウチョもそうでして、
私が試作第1号を愛用しているのを見て、友人から「私もそれがほしいな♪」
と、うれしい言葉をいただきました。
試作第1号は、素材が播州織の薄手タイプで繊細な感じ。(実販売は中肉タイプです)
私 「これがほしいとはお目が高い~!
   でもね、作成できるけど、手間と少々お高くなるよ」
友人「どんな手間がかかるの?」
私 「単品なので、色をわざわざ染めなくちゃならないのよ」
友人(エイッ!)「 手間も値段もかかってもいいよ!」
との、男前な返事をいただいたので、素材をすぐにお願いして
染めはかねてから、とても気になっていた手染メ屋さんにhttp://www.tezomeya.com/ja/about.html
友人と共におじゃまさせてもらうことになりました~!

染め基になる五倍子という植物

<染め工程>

五倍子からこんなにきれいな色が抽出

媒染を入れます

染め上がりました

そして、完成の藤鼠ガウチョ!

この工程が朝11時からの6時間コース。
その間、店主青木さんのライブ付きなんです~!
まずは染色、草木染めについてのお話から。
  ふんふん。へぇー
そして、染まるということの化学的説明。
  へぇーー! 高校時代、毎回化学は追試だった私にでもわかる!
そして、分子原子、DNA、果てはIPS細胞の説明まで~
  山中ノーベル賞の内容がようやくわかったよ!
えっと、えっと、それとなんやったっけー!?
そして、そして、色の話、音の話、農薬の話、洗剤の話、その他盛り沢山!
どれもこれも、噛み砕いてとてもわかりやすい説明をしてくださいました。
それが何と全て染色に関わるのです。
私の説明はほんのさわりですが、ご興味ある方は
ぜひとも体験をお薦めいたします~
染めと共に太古から現在までをも体験できます。
(恵)◆八月のうさぎshop http://www.iichi.com/shop/8gatu-usagi

カテゴリー:制作日記

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