織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

ようこそ、ゲスト様

ウラマサリ2014.10.29

どういうわけか、昔から私は
バッグの内側や、洋服の袖口やすその裏側に
派手な色柄や意外な配色がチラッ♡とのぞく
デザインにひかれる傾向がありました。
ある時ネットで調べてみて、
『裏勝り』という言葉を知りました。
庶民の贅沢が禁じられていた江戸時代、
人々、とくに男性の間で、
羽織の裏地にあえて凝った生地を使い、
ひそかにお洒落を楽しむことが流行したそうです。
それが、裏勝り。
見えないところにこそ贅を尽くす、その心意気。
羽織を脱いだ時、まわりをあっと言わせる遊び心。
昔の日本人の、なんと粋でカッコいいことよ!!
それからますます裏勝りが
好きになりました。
画像は、裏勝りとは少し違いますが、
羽織の裏ってとっても面白い。
私にとっては、
古着物を集める楽しみのひとつになっています。
えっ、コレにコレを合わせるか?!
裏切りは大きいほど快感…(Mな私)
昔ですから、わざわざ選んだわけではなく、
あった生地を使っただけなのかもしれないけれど、
洋服には、決してあり得ない感覚だなぁと
しみじみ思うのです。
(麻)
◆八月のうさぎshop http://www.iichi.com/shop/8gatu-usagi

カテゴリー:うさぎのつぶやき

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