織った人、縫った人、袖を通した人たちの想いと時間を感じながら、
新しい容へとリメイクしています

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「ただいま、銘仙パッチしています」2017.06.08

橘の銘仙
どちらも単色使い シンプルだからこそのもの
そしてどちらも着倒されている
生地が薄くなり、それでも大事に纏ってこられたのが伝わってくる
今、私も着てみたい
そう思えるものは かつてもそうだったんだと思う
そんなことを推測したりして、パッチする銘仙選びの時間は
本当に楽しくて 誰にもじゃまされたくない時間かな(笑)
この橘柄は、穴があいていたり、あきそうだったり
1枚の着尺の中で使えるところは本当に少ない

なので、自分用にしてみました
何回か洗濯をくり返したら
針穴が大きくなってきた感じもする
けれど、私も先人から引き継いで
ていねいに・・・
☆  ☆  ☆  ☆  ☆

さてさて、こちらはキッチュ柄
うって変わって、キッチュも好きなんです♡
サイケになる 1歩手前のぎりぎりの面白さ
遊び感ある配色と柄
これらは、あんまり好んで着られなかったのか?
年代が最近なものが多いのか?
状態が良いものが多い
時々(頻繁ではない)、 銘仙パッチにキッチュ柄が入っていますが
よりより楽しんでいます ♬

カテゴリー:銘仙

「後姿のセオリー」2017.03.14

久しぶりに地元開催のきもの市に行ってきました
そんなに宣伝はされていないのに
開催直前には100人以上のおばさまたちが並ばれていました
かく言う私も、前回から学習して30分以上前には到着して
10番目くらいのポジションをゲット!
後ろに並ばれている人が、他県から来られていて
着物のことをよくご存知で、そこで隣り合わせになった人に
延々と話されているのを
耳勉強していました )^o^(
おばさま(私もですが・・)パワー元気でさく裂を実感♪ 

うしろ

今回のときめく銘仙♡
今の時期にピッタリな梅と水鳥
実に銘仙らしい羽織です
鳥のお腹も桃色で春を
喜んでいるようす
柄が一方方向の場合は
後ろ身頃が上向きになるんですね
洋服に慣れている感覚では
前重視についついなるけれど
帯の結び目を後ろで表現する着物は
この場合、前逆さが普通なんですね
いとをかし (恵)

カテゴリー:銘仙

MEISEN  「文様」2017.03.06

八月の主役である銘仙は
二人それぞれが、あちこちで探して購入しています
そんな中時々、申し合せしたかのように
雰囲気似たものがやってきます
この2枚がそのひとつでした
柄が大きくてパッと見、幾何柄だと思っていたら
実は麻の葉柄だったのです
上左は崩し柄かな なんて思っていたら
ちゃんと「捻り麻文様」としてあったのでした
恥ずかしながら、知らないこと多いです(^_^;)

ちょっと調べてみたら麻文様は
大正~昭和初期に、よく表着の図柄として
使われていたとか
そう言えば、時代劇の町方が着ていたなぁ
あった!あった~!って感じです

そして、これも麻文様
こうくれば、てぬぐい、ふきんを連想します
(私観)
麻の歴史は古く、縄文時代から使われていたそうで
木綿が普及する江戸時代以前は
麻が主流だったそうです
麻は食用になるし、実からは油も取れ、茎からは繊維が取れる
夏の着物として愛用され、ボロボロになった着物は
再加工して和紙に変えたりと
余すことなく使われていたんですね!
この、ものを余すことなく使いきること
私もそういう姿勢でいたいです
 *   *   *   *   *   *

さてさて
こちらは「紅い花」
双子バージョン
同じものと思っていたら
色違いでした
時を経て
再び出逢う
感慨です (恵)

カテゴリー:銘仙

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